ジーンズが自分にとっての制服。
何度違う物を穿いてみても何も考えずにジーンズ。
安心感。究極の癒し。
自分がファッションに目覚めたきっかけがジーンズだった。
それも少しは影響しているかもしれない。
12歳の時に何の知識もなくジーンズ量販店で3時間かけて選んだのがリーバイスの501。
自分が少し大人になった様な気がした。
当時好きだった女の子にもそのジーンズは好評でますますファッションに夢中になった。
超単純。
それからずっと現行の古着や復刻モデルとか、選ぶ基準はリーバイスかどうかが何より大切だった。
ステイトゥルーっていうシリーズがあって藤原ヒロシさんのモデルが欲しかったけど、どこ見ても売り切れだったので降谷ケンジさんのモデルを買った。
それ結構穿いてた。
ヘイヨー ケンジ マイクチェック 1 2
20代になってからはビンテージ至上主義で501は自分を裏切らない。長い間そう信じていた。
短足の自分には股下がどれも長すぎて気づいていたけど気づかない振りをしていた。
古いリーバイスは触るとこんなに生地がゴツいのかって。
履いたらめちゃくちゃ興奮した。
基本的に裾上げを必ず、するのと、どうしてもシルエット自分が吐くとカッコよく出ない。
似合っている友達が穿いているのを見てちょっとイラっとした。
自分に似合わないっていう事と特有の強い濃淡が気分じゃなくて感心は無くなってしまった。
濃色やリジットの状態のを穿き込んで色落ちしてるのを見るとヒゲとかが綺麗に出ているとかそういう事より、鈍い色落ちでも穿いてる人に服が馴染んでる所に格好良さを感じる。
ただ履くだけ。 メンズファッションの1つの答えが見えかけた気がする。
今は買ったのはシルエットから気に入らない部分は全部直してしまう。
股ぐりの感じと生地と付属、ステッチワークが許せるぐらいのを安く買って、お直し。
自分は腰回りが立体的に出来てる物が逆に嫌い。
買った値段よりお直し代はかかるけど、既成品をそのまま履くよりは不満はない。
そして一本できたらあとはひたすら履きっぱなしで汚れたら洗うみたいな感じなので全体的にボロボロ。
それも逆に好き。
持ってるのがあまりにも傷んでいるのしかなければたまに増やすぐらい。
ルーツに忠実。
履かないけど今でも思うのは古いジーンズは理屈じゃない格好良さがあると思う。
今は離れてしまったけど、気分になったら何もなかった様にまた笑顔で会いたいと思う。
お互いの為に。

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