履歴書

自伝


ファッションに興味を持ったのは多分13歳の頃で初めはデニムに興味を持ったのがきっかけだと思う
その時に好きだった子がきっかけとか最初はそんなもんだったと思う

その時にリーバイスの現行の501を買ったのが意識して洋服を買った最初だったかな

選ぶのに3時間掛かってジーパン屋をハシゴしたけど1つも文句を言わなかった母親は凄く理解があったと思う
本当に有難い

その後に友達の家で先輩が置いていったファッション雑誌を読んで、ファッションの事が知りたかったら雑誌を読めば良いのか!って事が分かって来る日も来る日も売ってる雑誌を片っ端から読んでた

その時フェイバリットだったのはボーイズラッシュっていう雑誌

それを見てファッションに興味を持って、その雑誌に載ってるアメカジであるとか古着に興味を持った

幸い近くにある町田って駅が当時は下北沢ぐらい古着屋が多く集まるお店でそこに頻繁に通った

その頃はずっと古着を着ていてアメリカンカジュアル一筋だった
ただある日突然メンズファッションの主流が変わった
それが色々な人が語る裏原ブーム

横浜市の中学生からしたら原宿なんて怖くて、情報も無くて喉から手が出るくらい知りたくて欲しかった、めちゃくちゃ憧れた

リアルタイムで体感はしてないけどマセてたから存在は感じていて

その裏原系のブームも進むと多様化し恵比寿系やストリート系、スケーターファッションとかに枝分れしていってそれぞれの定義はかなり曖昧だった

音楽はブラフマンやハイスタンダードを聴いてニトロマイクロフォンアンダーグラウンドも2パックも聴くみたいな感じで段々ヒップホップ、R&B、レゲエ等にハマっていった

音源はレコードで買ってたし、外ではラジカセでミックステープ聴くみたいな
当時でもテープ聴いてたの自分だけだったと思う
それと同時にスケートボードもやっていたしBMXもやっていた

その時はサイズに関して大きい方が偉いみたいな価値観があって服はどんどん大きくなっていたし、そうなると日本のブランドを着てるよりも、ラルフローレン、カーハート 、ノースフェイスとかを着てる方が渋いって思っていて映画の8マイルの公開もあって友達もみんなそういったファッションをしていた

それもだんだん16.17歳ぐらいになるとその格好でその辺を歩くのが恥ずかしいと思う様になった
これは田舎のヤンキーみたいな感じだ!って当時の自分でも気づいた

その時アッシャー、ファレルウィリアムス、アウトキャストとかが流行ってたから尚更、イケてねぇって思ったんだと思う

早い人はストリートファッションであってもサイズに関してはサイズダウンっていうのをやっていて、その時に自分の小柄さを痛感した

当時のストリートブランドはSサイズがなくてMサイズでもなるべく小さいサイラスとか着ていた
それでも少し大きいなっていつも思っていた

たけども、どうしても洋服が大きく感じてビームスとかセレクトショップのオリジナルとかで小さいサイズを買う様になった

服飾学校に通っていた事もあったのと当時エディスリマンが台頭したていた背景があって自分の世界観が一転した

それ以降ニューヨークのデザイナーが台頭してトムブラウンであるとかロバートゲラー、ノムデゲール、Band of outsiders全部買ってた

東京ブランドのメンズも凄く盛り上がっていた
ソーイ、ホワイトマウンテニアリング、エヌハリウッド、カラー、ノンネイティブ、何でも買ってた

当時はモードファッションが1番カッコいい物だと信じていて学校を卒業してアパレルメーカーで働いてさらにファッションにどっぷり浸かっていった

その頃にはセレクトショップも大体見尽くしていて見た事が無い服が見たくて古着も観る様になった

その時にゴーゲッターっていうお店を知って80sの古着の面白さや、古着でも年代じゃなくて純粋にカッコいいかって言う基準で物を見る様になった

その時に1番買っていたブランドがキムジョーンズで彼のデザインのインスピレーションの多くは80sの古着にあるって事がわかった

知れば知るほどハイファッションのデザインの出発点は昔の服にあるって事に気付いた

大体25歳ぐらいだったと思う、その時の自分のスタイルが当時の自分には終着駅の様に思えた

リーバイスの66のヴィンテージデニムにコムデギャルソンを合わせてステューシーのサングラスをしたり、ラフシモンズにアベイシングエイプ、古着にFATやジルサンダーを合わせるみたいな、一見ブランドはグチャグチャだけど自分が良けりゃ何でも良いと思ってた

デザイナーズブランドは本来の洋服の構造や生産性の良さって観点から見ると逆を行く様なアプローチでデザインするから、それが今は気持ち悪くて自分では着たりする事はなくなった

大なり小なり自分でも物を作ったりするって事は純粋なファンとしての楽しみは以前よりなくなるって感じる

と言うか自分の好きの度合いはその程度だったんだなって思い知った

自分なりに飽きずに20年ずっと好きでやれる事に出会えた事は幸運だったと思う
他のことやってるよりは全然楽しいから

飽きたら辞めようと思うけど、それはもう少し先になりそう

まだまだ全然出し切ってないと思うから辞められない

多分、諦めは悪い方

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