恐怖体験

自伝

ある日の昼、僕は一人で電車に乗っていた。

扉の横に立っていたんだけど空いている電車にもかかわらず横にいる男性がやけに近いなと思っていた。

少し目つきがユニークだったけどその時は別に気に留めないでいた。

突然その男性が話しかけてきた。

その髪型どうやっているんですか?

当時はクリスマスシーズンだった為、ツーブロックの刈り上げ部分だけ星柄のラインを入れていた。

僕は刈り上げにラインを入れてますとだけ伝えた。

男性はセットに使ってるのはどこのメーカーの何を使ってますか?   と質問を続けてくる。

男性は一瞬にして星柄ラインの虜になっていた。

シンプルに困る。

適当に話を終わらせて目的の駅で降りた。

駅の改札前でその男性と再び会ってしまい、意を決した男性は僕をその髪型にして下さいとお願いをしてきた。

断るには十分過ぎる案件だったけど勢いに押されて引き受けてしまった。

YESを相手から引き出すには勢い。

彼から学んだ。

駅にある売店に僕が使ってるワックスを2人で買いに行き。

駅のトイレに2人で入ってスタイリングをしてあげた。

スタイリングをしていると、すぐにアクシデント。

男性がまあまあの薄毛なのだ。

毛の流れや束感を出そうとすると頭が穴だらけになり、どんどん手入れのされていない芝生の様になっていく。

さらに男性は少しづつ僕に対して心を開きコミュケーションを取ってくる。

実はこれからデートなんですー。

尚更気持ちが重くなった。

髪型がどうにもならないと思ったので完璧にカッコよく出来ました!と優しい嘘で誤魔化した。

このエピソードから得た教訓は少しでも乗り気にならなければ勇気を持ってNOを言う事。

心がけていきたい。

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